- 資料名
- 「染付青磁鳳凰文輪花大皿」(そめつけせいじほうおうもんりんかおおざら )
- 分類
- 【美術・工芸】 工芸 陶磁器(陶器・磁器・ガラス・七宝・漆喰など) (管理番号13943)
- 法量
- 高5.0cm 口径31.5cm 高台径17.5cm
- 解説
- 江戸時代中期に佐賀県で焼かれた磁器。中央部分(見込み)に意匠化された鳳凰が呉須で描かれ、周囲は無地の青磁で仕上げられている。釉薬の色合いの妙が、清楚でありながら重厚な味わいを醸し出し、洗練された品格を漂わせている。呉須とは、中国に天然に産する酸化コバルトを主成分とした鉱物質の粉で、藍色に発色する。青磁とは、鉄分を含有し青緑色または淡黄色を呈する釉薬。含まれる鉄分が環元炎で焼成されたときに発色する。
- 子ども用かいせつ
- 江戸時代中期に佐賀県で焼かれた磁器(じき)。高温で焼かれた焼物である。見込み(みこみ)と呼ばれる真ん中の部分にデザイン化された鳳凰(ほうおう)が呉須(ごす)で描かれ、周囲は無地の(模様の無い)青磁(せいじ)で仕上げられている。釉薬(ゆうやく:うわぐすり)の色合いの組み合わせが、清楚(派手でない)でありながら重厚なずっしりとした味わいを出し、上品な雰囲気(ふんいき)をただよわせている。